「おせち」の名脇役!黒豆をつやつやに炊くコツをご紹介
お正月に、お祝いの意味をこめて食べるのがおせち料理。
その年の豊年を神様に祈り、またかまどの神様にお正月はお休みして頂けるようにと準備されるようになったのがはじまりだそうです。
エビやかまぼこの赤に、伊達巻や栗きんとんの黄色が、目にも鮮やかなおせちは、それぞれの料理に意味がこめられています。
エビのように腰が曲がるまで長生きできますように。
栗きんとんは黄金に見立てて、金運に恵まれますように。
伊達巻は巻物のように見えることから、「学業成就」の意味があるとされています。
そんな「おせち」をキリッと引き締めるのが、真っ黒つやつやに炊かれた黒豆!
おせちの黒豆には、「まめまめしく」、つまり「せっせと働けますように」という意味が込められています。
そんな黒豆にはどんな栄養素があるのでしょうか?
また、黒豆をぷっくり炊くコツってあるのでしょうか。
今回はおせちの名脇役、黒豆について詳しくご紹介します。
今度のお正月はおうちで黒豆を炊いて迎えてみましょう!
黒豆ってどんな豆
真っ黒な皮が特徴の黒豆は、実は大豆の仲間。
白い大豆と黒い黒豆が仲間だなんて、なんだか不思議な気がしますが、栄養素的にもほぼ同じなのです。
大豆が「畑のお肉」との別名を持つのと同じく、黒豆にも良質なタンパク質がたっぷり含まれています。
大豆とのいちばんの違いは、黒い皮にアントシアニンが含まれていること!
アントシアニンは、ポリフェノールの一種。赤ワインに含まれているのと同じ成分が、大豆にも含まれているのです。
黒豆をつやつやに炊こう!
この投稿をInstagramで見る
黒豆を炊くのに必要な材料は、とってもシンプル。黒豆と砂糖、醤油とちょっぴりのお塩だけなのです。
あと必要なのは、たっぷりの時間、そして愛情!
ポイントさえちゃんと押さえれば、家族みんなが笑顔になるぷっくりした大豆が炊けるので、ぜひ挑戦してみてください。
<必要な材料>
黒豆 200g
砂糖 200g
醤油 小さじ1
塩 小さじ4分の1
お水 1,200cc
※錆びた釘(あれば)
<作り方>
1)黒豆はさっと軽く洗って汚れを落としておきます。
2)大きめのお鍋に、分量分の水、砂糖、醤油と塩を入れて火にかけます。
3)沸騰したら火を止めて、蓋をしてそのままじっと8時間ほど放置。
※この時、あれば錆びた釘をよく洗って、布などに包んで一緒に入れると、黒豆が真っ黒になるのでおすすめですが、なくても問題ありません。
4)再び火にかけて、弱火でコトコト煮ます。
ここで大切なコツがふたつあります!
・絶対沸騰させないこと!
豆が踊ってしまうと皮が破けたり、破裂してしまったりすることがあるので、うっすら湯気が出るくらいの弱火で豆が動かないようにしましょう。
・茹で汁から豆が顔を出さないようにすること!
茹で汁から豆が出ると、豆の皮がシワシワになってしまってぷっくり炊けません。
茹で汁が減ってきたらお湯を足して、豆が顔を出さないように気をつけましょう。
私は最初知らなくて、シワシワの豆になってしまって涙したことがあります…。
5)3時間ぐらい炊いたら出来上がりです。
豆の大きさやお好みの硬さによって、時々硬さをチェックして、お好みの柔らかさになるまで炊いてください。
どうですか、意外と簡単ですよね?
豆を踊らせないこと、そして豆が茹で汁から出ないこと。
この2点だけ気をつければ、つやっつやの黒豆が炊けますよ!
ぜひチャレンジしてみて下さい。
おまけのレシピ「黒豆カフェオレ」
黒豆を炊いた煮汁を飲んでみて下さい。
実はちょっと驚く美味しさなのです!
牛乳と合わせてカフェオレにして飲むと、甘くてとてもおいしいので、こちらもぜひ試してみてください。
<材料>
牛乳 100cc
黒豆の煮汁 50cc
水または熱湯 50cc
インスタントコーヒー 小さじ1
<作り方>
インスタントコーヒーを水または熱湯に溶かしてから他の材料も混ぜて、ホットにするならレンジで温めるだけ!
まとめ
ポリフェノールが溶け出した煮汁までおいしい黒豆。
私の家では毎年おせち用に黒豆を炊いています。
黒豆をつまみながら、「今年こそはマメマメしく働いてね!」と、夫が私ににっこり笑顔で言うのも毎年のこと。
今度のお正月は、ぜひおうちで黒豆を炊いてみてください!
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません