線香花火は人生の縮図!線香花火の魅力に迫る

線香花火は人生の縮図!線香花火の魅力に迫る

花火というと、花火大会などで打ち上げられる大きな花火を思い浮かべる方が多いと思います。ドーン!とお腹にまで響く大きな音とともに空いっぱいに広がる打ち上げ花火は、夏の風物詩ともいえるでしょう。

けれども私は、自分の手元でパチパチと火花が弾ける「線香花火」が一番好きです。細いワラの先でチリチリと燃え、最後は小さな赤い丸い玉となってポトリと落ちる線香花火。

今回は、ファミリー用の花火セットにも必ず含まれている、「線香花火」の魅力をご紹介します。

線香花火の由来

日本で花火の製造が始まったのは、1543年に種子島に鉄砲が伝わってからといわれています。鉄砲の技術とともに火薬が伝わり、あわせて当時ヨーロッパですでに広まっていた花火も伝えられたそうです。

江戸時代には「鍵屋」という日本でもっとも古い花火業者が、現在の「隅田川花火大会」のもととなる「両国川開き」で花火を打ち上げました。そして庶民の間でも、手持ちの「玩具花火」が浸透していきます。

そんな玩具花火の一種である線香花火は、稲ワラの先に黒色火薬をゼラチンで練ったものを塗りつけたもので、もともとは香炉に線香のように立てて遊んでいたことから、「線香花火」と名づけられたそうです。

線香花火の種類

線香花火には、竹ひごやワラで作られた柄の先に、黒色火薬を塗りつけた「すぼ手」と呼ばれる種類と、和紙のこよりの先に黒色火薬を包んでよりあげた「長手」の二種類があります。

もともとは稲作が盛んだった関西地方で、「すぼ手」の線香花火が作られ楽しまれていました。その後、米作りがあまり盛んではない関東に線香花火が伝わったときに、ワラの代用として和紙で火薬を包んだのが「長手」の始まりだそうです。

「すぼ手」は火がついた先を上に向けて楽しみ、「長手」は下に垂らすようにすると燃焼時間が長持ちします。

線香花火の燃え方は人生を表す

線香花火の燃え方には4段階あって、人生を表すといわれているのをご存じでしょうか。
火球から最初に現れる「牡丹」はつぼみからすこしずつ命がパチパチとふくらんでいく様子を表し、次に火花が激しく散り人生が一番燃えさかる様を表す「松葉」が現れます。

やがて火花は丸みを帯びて、「柳」のように下向きに散るようになり、子育てや仕事が落ち着き穏やかなときが流れだします。そして最後には火花が消え、「散り菊」と呼ばれる火球だけが残って、一瞬明るく輝いたあとに、静かに消えていくのです。

まとめ

花火をするときには、「危ないから離れてね!」と声をかけることが多いと思います。
しかし線香花火をするときだけはみんなが輪になり集まって、火花がパチパチ弾ける様子を見守ります。そんなところも、私が線香花火を好きな理由のひとつです。

今年の夏には、ぜひみなさんも「人生の縮図」でもある線香花火を楽しんでみてください。

Posted by S&S