節分にどうして鬼が来るの?豆まきの不思議を解説


四季を大切にする日本では、「立春」「立夏」「立秋」そして「立冬」の、季節が変わる節目となる日は昔から重要な日とされています。
特に一年の最初に迎える「立春」を、邪気を払い清らかな心で迎えるために始まったのが「節分」
私の息子も小さかったころは、豆を手のひらいっぱい握りしめて、鬼のお面をかぶった父親を追い回しては、ここぞとばかりに思いっきり豆を投げつけていました。

でもどうして節分に鬼が来るのでしょう?
赤鬼と青鬼が来るけど、違いはあるのでしょうか?

★目に見えない恐ろしいことは、ぜんぶ「鬼の仕業」!

 

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「鬼(おに)」は、「陰(おん)」と「隠(おぬ)」という2つの言葉に由来しているそうです。
この「陰」と「隠」は、「目に見えない恐ろしいもの」「この世のものとは思えないほど怖いもの」のことで、昔は人間にはどうしようもないこと、例えば飢饉(ききん)などの天災や、疾病はすべて「鬼」のせいだと考えられていました。
そのため年の最初の節である立春を迎える前に、鬼を退治する必要があったのですね。

★豆をぶつけるのはどうして?

 

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ではどうして鬼を退治するのに豆が使われるのでしょう。
農耕民族である日本人にとって、穀物は神様が宿る大切な食べ物とされています。
その中でも、米よりも粒の大きな豆が、邪気を追い払うために選ばれたそうです。
確かにお米をぶつけられるより、豆をぶつけられたほうが痛いですから、物理的にも効果がありそうですね!

★赤鬼と青鬼はどう違う?

 

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節分を迎える頃にお店で見かけるお面は、赤と青がほとんどです。
実は赤と青の鬼の色は、人間が持つ煩悩のうち、最も人を苦しめると言われている「貪欲(とんよく=底なしの欲)」と「瞋恚(しんい=欲が満たされない怒り)」を表しているそうです。
赤鬼は「貪欲」、青鬼は「瞋恚」の象徴だそうで、その煩悩に見立て、心から追い出すために、神様の宿る豆をぶつけるようになったのですね。
欲深い私は、今年は赤鬼中心に豆をぶつけるのが良さそうです。

★【おまけ】

 

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近年とてもポピュラーになってきたのが、節分に恵方巻きを食べること!
その年の恵方(縁起の良い方向)を向いて、太巻きを一本食べきりますが、その間一言もしゃべってはいけません
一本丸かぶりして食べきることで、「幸福を逃すことなく一気に頂く」という意味があるからだそうです。
子どもにはなかなかの苦行のようで、息子も小さい頃は、「ボクのだけ細く巻いて!」と目に涙を浮かべてお願いしていました。

それにしても「幸福を逃さず一気に頂く」というのは、どうも私には「貪欲」そのもののように思えて仕方ないのですが、どう思われますか?
私は豆をぶつけられない程度の「ささやかな幸福」を祈って、恵方巻きを丸かぶりすることにします!

Posted by S&S