ひな祭りの別名は「桃の節句」。桃の驚きの秘密とは!?

ひな祭りの別名は「桃の節句」。桃の驚きの秘密とは!?
3月3日はひな祭りです。女の子の健やかな成長を願う、日本の伝統行事。ひな祭りの別名は「桃の節句(節供)」と言います。

3月に桃は咲きませんが、もともと季節の分け目である節句は、旧暦に基づいていたもの。
旧暦の3月3日は、今の暦ではちょうど4月ごろ、まさに桃の季節にあたります。
季節はずれてしまいましたが、3月3日は今でも桃の節句と言われているのです。

今回は、ひな祭りにちなんで、桃のお話です!

桃太郎と桃のお話

桃と言えば思い出すのは、日本の昔話「桃太郎」です。
桃から生まれたから桃太郎が、鬼ヶ島に鬼退治をしに行く、今風に言うなら勇気あるアドベンチャー物語。
おばあさんが川で洗濯をしていると、大きな桃がどんぶらこっこ、どんぶらこっこと流れてきて…。

自分が子どものころはなんとも思っていませんでしたが、ある日息子に絵本を読んでいた私は思ったのです。
「…なんで桃!?」

桃じゃなくて栗でもいいのではないだろうか?
トゲトゲしていて強そうだし!
栗から生まれた栗太郎でもよかったのでは…!
すごいことに気がついてしまった私は早速ネットで調べてみました。
そうしたらそこには、桃でなければならないちゃんとした理由があったのです。

鬼と桃の関係の話

桃でならなくてはならなかった理由は、彼が鬼退治に行くことにありました。
なんと鬼は、桃が大嫌いだったのです!

奈良時代(西暦710~794)に作られた「古事記」にこんな話があるそうです。

「イザナギという神様が、黄泉の国から脱出するとき、追手に向かって桃を投げました。
すると追手たちはあきらめて逃げ帰りました。」

すごく簡単に書きましたが、この話から「桃は邪気を追い払うもの」と認識されるようになり、鬼を追い払うお話を書くときに、トゲトゲの栗ではなく、邪気を払う桃が選ばれたのです…!

中国と桃の話

いやまてよ、そもそもなんでイザナギは桃を投げたのだろう…?
不思議に思った私はさらに調べ続けました。
するとそこにはこう書かれていたのです。

「中国では、桃はただの果物ではないのです!桃源郷の不老長寿の“仙果”と考えられていたのです。」

不老長寿…!?
桃がそんなにすごい果物だったとは…!
中国の思想を取り入れ、桃は桃太郎の由来となり、また邪気を払う花として、3月に咲く数多くの花の中から、ひな祭りの花に選ばれたのでした。

まとめ

みずみずしくて愛らしいピンク色をした桃は、中国では不老長寿をもたらすとされ、邪気を払う勇気ある果物でした。

それにしても桃の花は桜の花と似ていて、私はいつも見分けがつきません。
やっぱり桃は、花を見るより実を食べるほうがいいですね!
今年からは不老長寿を期待して、桃をいただくことにします。

Posted by S&S