ゴールデンウィークは鉄道の旅で、美味しい駅弁を楽しもう

ゴールデンウィークは鉄道の旅で、美味しい駅弁を楽しもう
ゴールデンウィークになると、日本全国で民族大移動が始まります。
両親のいる田舎に帰る人、旅行に行く人、理由はさまざま。
そして移動には、車やバス、電車に新幹線、そして飛行機など、いろいろな乗り物が使われます。

ゴールデンウィークは高速道路などが大渋滞することを考えると、電車や飛行機の利用がおすすめです。
なかでも日本全国を網羅している電車は、どこに行くにもとても便利。

駅で駅弁とお茶を買って、ガタゴト電車に揺られるのは、とても楽しく、よい思い出になります。
今回は、駅弁についてのお話です。

日本最初の駅弁は、おにぎり2個とたくあんだけ

日本で鉄道が開通したのは、1872年のことです。

駅弁の始まりには、諸説あります。
なかでも1885年に、埼玉県大宮市と栃木県宇都宮市間が開通したのと同時に、宇都宮にある旅館が、駅でお弁当を販売したのが最初と言う説が有力です。

そのときのお弁当は、竹の皮におにぎり2個と、たくあんを包んだだけのもので、5銭で販売されたそう。
おにぎりには梅干しが入っていて、上にごま塩が振られるだけの、シンプルなものでした。

宇都宮駅で最初に駅弁が売られた7月16日は、今でも「駅弁記念日」とされています。

1890年に姫路駅で販売された弁当が、今の駅弁スタイルの元祖

今のような、お弁当箱にいろいろなおかずが詰まったスタイルの駅弁の始まりは、1890年に姫路駅で販売されたが最初と言われています。
そのお弁当は、鯛の塩焼きやだし巻き卵、栗きんとんやごぼうの煮付けなど、さまざまなおかずが詰められた幕の内スタイルで、とても豪華なものだったそうです。

ただお腹を満たすだけだった駅弁が、旅の楽しみのひとつに変わったのは、このお弁当がきっかけとも言われています。
実はこのお弁当は今でも継承されていて、130年たった今でも、姫路駅で購入できるそうですよ!

日本一豪華な駅弁は、1個15万円!

おにぎり2個とたくあんで、5銭からスタートした駅弁ですが、今日本で一番高価なお弁当は、なんと15万円もするそうです!

そのお弁当は、東武日光駅で販売されているそうで、販売は予約制。北海道産のタラバガニやとちぎ和牛を使ったヒレステーキ、ほかにもキャビアや車エビなど、食材は一級品ばかりが使われていて豪華です。

しかし15万円にもなる理由の秘密は、使用されている器にあります。
日光の職人さんが、ひとつずつ手彫りして漆を塗って、1ヶ月もかけて作った容器が使用されているそうで、高価なのもうなずけます。
予約のみの販売で、日光駅の改札まで持ってきて、手渡ししてくれるそうですよ。

今年のゴールデンウィークは、電車の旅を楽しんでみませんか

今はデパートで駅弁フェアなども行われますが、昔は駅弁と言えば、有名な駅弁のある駅に停まったわずか数分の間に、売店までダッシュして買いに走るものでした。

並び遅れて買えないと悲しいし、ひもじい思いをすることになるので、お弁当を買いに走るのは、家族の中でも足の速い兄の仕事でした。
駅弁を両手に抱えて、満面の笑みで売店から走って戻ってくる兄が、ヒーローにすら思えたものです。

なんだか久しぶりに電車の旅がしたくなりました。
今年は夫と息子と電車の旅に出かけ、窓の外の景色を眺めながら、のんびり駅弁でも食べてみようかなと思います。

Posted by S&S