父の日のプレゼントに人気のネクタイ!その起源や由来は?

父の日のプレゼントに人気のネクタイ!その起源や由来は?

父の日に贈る人気のプレゼントと言えば、ネクタイではないでしょうか。
会社に勤める多くのお父さんたちが、毎日首に巻いているネクタイ。
いろいろなデザインや色があって、お父さんのイメージにぴったり合ったネクタイを探すのも楽しいひとときです。
けれどもどうしてあんな布を首に巻くのか、不思議に思ったことはありませんか?
首が絞まって苦しいし、夏は暑いし、ネクタイを首に巻くのにはなにか理由があるのでしょうか。
今回は、ネクタイの起源についてご紹介します。

ローマ時代はお守りの布だった

ネクタイの起源は、2世紀のローマ帝国時代にさかのぼります。
当時辺境の地で警備を行っていたローマ兵士たちは、寒さから首を守るために布を巻いていました。
「フォーカル」と呼ばれていたその布は、ローマ兵たちが出兵するときに、奥さんや子どもたちが、兵士の無事を祈って自分たちの服を裂いて作っていたそうです。
普段家族が身につけている布を身につけることで、「お守り」の役目を果たしていたと考えられています。
やがてローマ帝国は滅亡しますが、防寒のために、またお守りとして布を首に巻く習慣は、バルカン半島に残りました。

ルイ14世が巻いていた「クラバット」

時が過ぎて、17世紀のフランスでの話です。
当時フランスで英華を極めていたルイ14世が、城を守るためにクロアチアから集められた兵隊たちの首に巻かれた布に目をとめます。
おしゃれなことで有名だったルイ14世はそのスタイルをいたく気に入り、早速同じようなものを職人に作らせて、毎日首に巻くようになったそうです。
ルイ14世が首に巻いた布はフランス貴族たちの間でたちまち流行し、「クラバット」と呼ばれオシャレに欠かせないアイテムになりました。

ビクトリア王朝の英国紳士が巻いた「ネクタイ」

フランスでおしゃれアイテムの地位を築いたクラバットは、やがてイギリスにも伝わります。
もともとクラバットは、ネクタイというよりスカーフに近いものでした。
しかしクラバットがイギリスに伝わって、結び目だけを強調したようなものに変わり、それが「蝶ネクタイ」の始まりと言われています。
その後太く短い「アスコットタイ」が誕生、そして今のような細長いタイプのネクタイへと進化していきました。
その頃イギリスではスーツを着る人が増えてきていて、ネクタイはスーツとセットで広まっていったそうです。

日本にネクタイを持ち帰ったのはジョン万次郎

日本に最初にネクタイを持ち帰ったのは、ジョン万次郎だと言われています。
1851年、アメリカから帰ってきた万次郎のお土産の一品だったそうです。
やがてネクタイは、西洋化が進み和服から洋服へと服装が変化していった日本でも広く受け入れられるようになりました。

はるか昔に兵士の奥さんや子供たちが、無事に戻ってきてくれることを祈って首に布を巻いたのと同じ気持ちをこめて、今年は父にネクタイを贈ってみようと思います。

Posted by S&S