光害(ひかりがい)を減らして星が見える夜空を取り戻そう!

光害(ひかりがい)を減らして星が見える夜空を取り戻そう!

織り姫と彦星が天の川をはさんで、年に1度の再会を果たす日が「七夕」です。とてもロマンチックな話ですが、近年織り姫と彦星、そして天の川を見られる場所はとても少なくなりました。

その原因のひとつといわれているのが「光害(ひかりがい)」です。光害とはどういったことを指すのか、また光害を防ぐことはできるのでしょうか?

「光害(ひかりがい)」は、街灯などが原因で星が見えなくなること

ひと昔前の日本では、よほどの都会でなければ、夜になったら星空が広がり、恋人同士が肩を寄せあって星空を眺めたり、親子で星座を観察したり、星空を楽しむことができました。

それが今、星空に異変が起きています。都会で失われた星空が、日本の地方でも少しずつ失われていき、星が見えない地域がどんどん増えてきているのです。これは街に明かりが増えたことが原因で、街の明かりに負けて星が見えなくなってしまっているためです。

環境省はこうした「人工の明かり」で星が見えにくくなることを、「光害」のひとつとしています。

「光害」はどうして広がっているの?

光害が広がっている原因はいろいろと考えられますが、ひとつは防犯意識の高まったためといわれています。犯罪を防ぐために、年々街には街灯が増えています。またその街灯も、LEDが使われるようになって、ひとつひとつの明るさが増しているのもさらに光害を進めているといえるでしょう。

また、コンビニやファミレスなど、深夜になっても営業するお店が増えたことも原因のひとつとされています。

光害はどうやったら防げるの?


街灯やコンビニなどの光が原因だとしたら、光害を減らすためには安全や便利さを手放さなければならないのかというと、決してそんなことはありません。

たとえば全方向を向いている街灯を、下にだけ光が当たるように上部にカバーを取り付ければ、空に向かってもれるムダな光を防げます。お店の看板も、夜間閉まるお店であれば、その時間は明かりを消してもよいはずです。

本当に必要なときに、必要な場所にだけ光が当たるようにすれば、光害が減らせるだけでなく、省エネにもなるでしょう。

まとめ

今、日本では地方を中心に、星空が広がる夜空を取り戻そうという運動が静かに広がっています。2018年には、沖縄県の西表石垣国立公園が、国際ダークスカイ協会によって「星空保護区」として認定されました。

ムダな光が空に向かってもれるのを防ぐ取り組みを地道に続けていけば、また織り姫と彦星の1年に1度の再会を、多くの人が見られる日が来るかもしれません。

Posted by S&S